出張先での雑記帖



大石
Ohishi


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2017年 2月25日(日) 大石(滋賀)


<ぶらり寿長生の郷>

湖国・大津市大石龍門の丘陵地に、自然の景観をそのままに生かした、
和菓子づくりの里・寿長生の郷があります。
広大な郷には、桜や梅、椿、紫陽花、そして、櫟、栗、赤松などが原生し、
四季折々には、美しい日本の彩りを楽しむことができます。
郷内には、入りロ「長屋門」をくぐり抜けると数寄屋造りの本社と和菓子工房があります。
自然景観そのままの散策道では、
数十万株の野の草花が四季折々に美しく姿を見せてくれます。
寿長生の郷には、ゆったりとした時間が流れています。


<雛人形展>
菓五節句の一つである上巳の節句、人々が穢れを形代(かたしろ)に移し、
川や海へ流して厄災を祓うという祭礼から、今の雛祭りへと姿を変えたようです。
紙や葉、わらなどで作られた形代から平安・室町時代までの紙雛、流し雛へと変化し、
江戸時代には人形遊びと結びついて雛人形の形になったようです。

雛人形を成り立ちの古い順に並べると、室町雛→寛永雛→元禄雛→享保雛→有職雛となり、
雛人形展では、享保雛を中心に初代の母とその意思を継いだ初代が収集した人形を和菓子屋
として日本の文化を伝えたい、間近でご覧頂きたいという想いから
毎年約120点(小道具も含んだ数です)展示しています。

一般に享保雛の特徴として
@顔が面長である。
A内裏様の両足が前で足裏を合わせてある。
B衣装にたっぷり綿が入り、ふっくらとしている。
といった点があり、享保前期には豪華な衣装、後期は質素なものを身に纏っています。

  


久しぶりにリフレッシュできました!



お迎え処(古民家)
入口を進むと、
右手に江戸時代末期に建てられたといわれる、
茅葺きの古民家があります。

おくどさんが残るこの舎は、
大石良雄(内蔵助)縁の家で、
大石という地名にも由来しています。

長屋門
三徳苑の入り口、
江戸末期の商家の雰囲気漂う「長屋門」。

創始者の自筆の詩「花雲水」の暖簾がかけられた、
郷のシンボルです。

野の花観音径
郷の広大な敷地では、
季節の移ろいとともに様々な野の花や木々、
小さな生き物たちがその美しい姿を見せます。